市販のヨーグルトに入っている乳酸菌の種類と効果(明治、雪印、森永など6社)
ヨーグルトは、健康にも美容にもオススメの食べ物です。
でも、ヨーグルトを購入するとき、どれがいいのか迷いませんか?
そこで、明治、雪印、森永など6社の市販のヨーグルトに含まれる乳酸菌とその効果をご紹介します。
この記事の目次
ヨーグルトに含まれる乳酸菌とは?
乳酸菌には何千もの種類があって、その種類によって効能が違うと言われています。ヨーグルトを購入するとき、それぞれどんな乳酸菌を使っていて、
そこで、
明治
明治ブルガリアヨーグルト
明治ブルガリアヨーグルトは、
明治ブルガリアヨーグルトに使われている乳酸菌は、
この2つの菌を使用すると、
ブルガリアヨーグルトのシリーズは、
この2種類の乳酸菌は、LB81と呼ばれています。
これは、乳酸菌を意味するLactic Acid Bacteria(ラクティックアシッドバクテリア)
LB81には、
明治プロビオヨーグルト R-1
プロビオヨーグルトシリーズの乳酸菌は、明治のプロバイオティクス研究により発見されました。
プロバイオティクスとは、「
明治プロビオヨーグルトR-1はOLL1073R-1と言う乳酸菌を使用
OLL1073R-1は、ブルガリア菌の一種で、
EPSは、ナチュラルキラー細胞を活性化する働きがあり、
実際に、乳酸菌R-1を継続的に摂取することで免疫力が高まり
明治プロビオヨーグルト LG21
使用している乳酸菌はLG21です。
LG21の正式名称は、Lactobacillus Gasseri(ラクトバチルスガッセリー)
LG21の特徴は、胃の中で生き残る力が強い点で、「リスクと戦う乳酸菌」と言うキャッチコピーで販売されています。
一般的な乳酸菌は胃酸でほとんどが死滅すると言われています。
死滅しても善玉菌の餌となるため、
また、薬剤と併用することで胃癌の発生原因の一つと言われるピロリ菌の活動を抑制する効果が確認されています。
明治プロビオヨーグルト PA-3
「プリン体と戦う」と言うキャッチコピーの明治プロビオヨーグル
プリン体は、様々な食べ物に含まれている成分で、
乳酸菌PA-3は、そのプリン体を分解、吸収する作用があることが動物の実験からわかったため、人にも効果があるのではないかと期待されています。
雪印メグミルク
ナチュレ 恵 megumi
出典:雪印メグミルク
ナチュレ 恵 megumiシリーズのヨーグルトには、ガセリ菌SP株(L.ガセリSBT2055)とビフィズス菌SP株(B.ロンガムSBT2928)が使用されています。
乳酸菌には、動物由来、植物由来、ヒト由来などの種類があり、ナチュレ 恵に含まれるこれらの菌種はヒト由来の乳酸菌なので、生きて腸まで届きやすいと言われています。
ガセリ菌は、内臓脂肪を減らす効果があると言われています。
雪印のサイトには、実際に成人男女がガセリ菌入りのヨーグルトを1日1個、12週間食べ続けたところ、腹部内臓脂肪の減少が見られたと言う実験結果が記載されています。
また、ガセリ菌は主に小腸に存在し、ビフィズス菌は主に大腸に存在することから、腸全体の環境を良くする効果が期待できます。
森永乳業
ビヒダス ヨーグルト
出典:森永乳業
ビヒダス ヨーグルトシリーズは、人由来の乳酸菌、ビフィズス菌BB536(ビフィドバクテリウム・ロンガムBB536)を使用しています。
ビフィズス菌は、整腸作用、大腸炎や大腸がんの予防と改善、花粉症などのアレルギー症状の緩和、コレステロール低下、骨粗鬆症の予防、改善などの効果があると言われています。
健康な赤ちゃんのお腹の中は、ほとんどがビフィズス菌で占められていますが、年齢を重ねるとビフィズス菌は次第に減少してしまうと言われています。
ビフィズス菌には多くの種類がありますが、ビヒダス ヨーグルトが採用しているビフィズス菌は、他と比べて酸に強い性質で、生きたまま大腸まで届くため、より高い整腸効果が期待できます。
森永乳業のサイトに掲載されている実験によると、便秘気味の女性がビフィズス菌BB536を配合したヨーグルトを1日100g、2週間食べ続けたところ、排便回数が増加したそうです。
ダノン
ダノンビオ ヨーグルト
出典:ダノンビオ
ダノンビオ ヨーグルトは、ビフィズス菌BE80を使用しています。
こちらも生きたまま腸まで届く乳酸菌として選ばれたようです。
ダノンビオ では、他にも4つの乳酸菌を使用しており、これらの乳酸菌はビフィズス菌BE80を増やす作用があるため、より高い整腸効果が期待できます。
日本ルナ
バニラヨーグルト
出典:日本ルナ
2016年9月19日(月)から2017年3月末までの期間限定で、「バニラヨーグルト 有田みかん」が果汁2倍になってリニューアル販売されます。
バニラヨーグルトをはじめ、日本ルナのヨーグルト商品には、ビフィズス菌HN019、植物性乳酸菌HSK201が使用されています。
ビフィズス菌HN019を摂取すると、特に免疫システムの機能が向上することが分かっています。
植物性乳酸菌HSK201は、キャベツの漬物から分離した安全な植物性乳酸菌で、酸や胃液に対して強い耐性を持ち、生きて腸まで届くことがわかっています。
また、実験結果から抗アレルギー作用もあることがわかっています。
フジッコ
カスピ海ヨーグルト
出典:フジッコ
カスピ海ヨーグルトは、クレモリス菌FC株と言う乳酸菌から作られています。
クレモリス菌には、食後の血糖値の上昇をゆるやかにし、中性脂肪を減らして善玉コレステロールを増加させる作用があります。
そのため、メタボなどの生活習慣病に効果があると言われています。
美容面では、ストレスを緩和し、ストレスからくる肌荒れの予防、改善や、アトピー性皮膚炎を緩和する作用が期待されています。
<まとめ>
乳酸菌は多くの種類があります。
ヨーグルトを購入する際は、ぜひどんな乳酸菌から作られているのか、商品のパッケージなどでチェックしてみてください。
そして、大切なことは継続して摂取することです。
一度にたくさん食べても、あまり効果は期待できません。
毎日少しずつ食べ続けることで、腸内環境が徐々に改善されていきます。
各メーカーの実験によると、ヨーグルトの摂取量は1日30g程度でも、2週間以上続けることで効果が出ているようです。
食べ続けても効果を感じられない場合は、乳酸菌の異なるヨーグルトを試してみると良いでしょう。
あなたにぴったりの乳酸菌がみつかりますように!!