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甘味料徹底比較!黒砂糖/黒蜜/和三盆糖/上白糖/三温糖/グラニュー糖/はちみつ/メープルシロップ

黒砂糖、和三盆糖、上白糖三温糖グラニュー糖はちみつメープルシロップ黒蜜。
8つの甘味料の栄養成分を比較して、それぞれの特徴や栄養効果を調べてみました。
これを読めば、目的に合わせて甘味料を使い分けることができるようになります!

甘味料の栄養成分比較表

シュガー
甘味料には、様々な種類があります。
代表的な甘味料、黒砂糖、和三盆糖、上白糖三温糖グラニュー糖はちみつメープルシロップ黒蜜の8つについて、栄養成分を比較してみました。
次の表は、各種甘味料の100gに含まれる栄養成分の量になります。

※「-]は、ゼロか、ほぼゼロを表します。
※各栄養素の含有率が、最も高い数値の背景をにしています。
※GI値とは血糖値の上昇率を表したもので、GI値が低いほど糖尿病のリスクが減ります。
成分 黒砂糖 黒蜜 和三盆糖 上白糖 三温糖 グラニュー糖 はちみつ メープルシロップ
エネルギー (kcal) 354 199 383 384 382 387 294 257
たんぱく質 (g) 1.7 1.0 0.2 0.2 0.1
ぶどう糖 (g) 0.6 0.3 0.7 0.6 0.7 32.3 0.6
果糖 (g) 0.9 0.5 0.7 0.6 0.7 38.6 0.3
しょ糖 (g) 86.8 48.8 98.8 97.6 98.5 100 0.2 58.2
麦芽糖 1.5
※GI値 99 不明 不明 109 108 110 85 73
ミネラル類 黒砂糖 黒蜜 和三盆糖 上白糖 三温糖 グラニュー糖 はちみつ メープルシロップ
ナトリウム 27 15 1 1 7 6 1
カリウム (mg) 1100 620 140 2 13 18 230
カルシウム (mg) 240 27 1 6 1 75 140
マグネシウム (mg) 31 17 17 2 1 18
鉄 (mg) 4.7 2.6 0.7 0.1 1.0 0.4
亜鉛 (mg) 0.5 0.3 0.2 1.0 1.5
ビタミン類 黒砂糖 黒蜜 和三盆糖 上白糖 三温糖 グラニュー糖 はちみつ メープルシロップ
ビタミンB1 (μg) 0.05 0.03 0.01
ビタミンB2 (μg) 0.07 0.04 0.03 0.01 0.01 0.02
ナイアシン (mg) 0.8 0.5 0.1
ビタミンB6 (mg) 0.72 0.41 0.08
葉酸 (μg) 10 6 2 1 1
パントテン酸 (mg) 1.38 0.78 0.37 0.05 0.13
参考:食品成分データベース

各種甘味料の特徴(原料、作り方、栄養効果など)

黒砂糖

黒砂糖
黒砂糖とは、最も古い甘味料で、サトウキビの絞り汁を煮詰めて作られたものを指します。
以前は、サトウキビ以外の原料が含まれているものも含めて、広く黒砂糖と呼び、原料がサトウキビのみで、一切加工されていないものを黒糖と呼んでいました。
しかし、今では法律上、原材料がサトウキビのみの製品だけ黒砂糖と表記できるようになりました。
つまり、現在は、黒砂糖と黒糖は同じものになります。

黒砂糖は、成分比較表からわかるように、ミネラルやビタミンが圧倒的に豊富です。
特にカリウムの量が豊富で、血圧を下げて、むくみを解消する効果があります。
カルシウムも豊富なので、骨粗鬆症の予防にもお勧めです。

サトウキビの皮に含まれるオフタコサノールには、コレステロールを抑える働きや、疲労回復効果などがあります。
また、黒砂糖の黒い色を出している色素成分、フェニルグルコシドは、血糖値の上昇を抑制する働きや、糖の過剰吸収を抑制してくれる働きがあり、糖尿病の予防に効果的です。

このように、さとうきびの栄養素がぎゅっと凝縮された黒砂糖は、栄養成分が豊富です。

黒蜜

黒蜜
黒蜜は、水で溶かした黒砂糖を煮詰めて作られているため、栄養成分は黒砂糖とほぼ等しくなります。
成分比較表では、黒蜜の方が栄養成分が少なくなりますが、これは、黒蜜が水分を多く含むため、少量でも比重が重くなるからです。
よって黒蜜には、黒砂糖とほぼ同じ栄養効果があると考えてよいでしょう。
具体的には、次のとおりです。
  • 身体及び脳の疲労回復効果
  • 高血圧や生活習慣病の予防効果
  • ダイエット効果
  • 骨粗鬆症の予防、改善効果

和三盆(わさんぼん)

お干菓子
和三盆(わさんぼん)とは、サトウキビを原料とし、伝統的な製法で製造される高級甘味料で、香川県と徳島県の特産品です。
中国から輸入された砂糖を唐三盆と呼んだことから、和三盆と呼ぶようになったと言われています。

製造工程は、原料をある程度精製濾過して結晶化したものを、「研ぎ」と言う作業で細かい粒に砕いて麻布に入れ、圧縮して白っぽくなるまで黒い糖密を抜いていきます。
和三盆は粒子が細かく、上品な風味があるため、昔から高級和菓子に使用されています。
また、口溶けが良いことから、和三盆そのものを固めた干菓子も存在します。

和三盆は、糖蜜がわずかに残っているため、真っ白ではなく、淡いクリーム色になっています。
そのため、和三盆には、黒砂糖と同じ栄養成分が少しだけ含まれています。

上白糖(じょうはくとう)

砂糖
上白糖(じょうはくとう)とは、日本で最も一般的な白砂糖のことで、主な原料はサトウキビやてん菜(サトウダイコン、ビート)です。
上白糖の製造工程は、まず原料を細かく砕いてショ糖を作り、温水に溶かして糖液(ローリカー)にし、繰り返し濾過してファインリカー(透明な糖液)にし、これを結晶化させて完成となります。
ちなみに、砂糖が白いのは漂白しているからだと思っている人もいるようですが、漂白はしていません。

また、上白糖は、結晶化する際、転化糖液と呼ばれる「ショ糖を果糖とブドウ糖に分解した甘味料」を投入する点が特徴です。
同じ工程で、転化糖液を加えずに作られる砂糖が、グラニュー糖です。
実は、上白糖は日本特有の砂糖と言われ、日本以外では一般的にグラニュー糖が使用されることが多いようです。

上白糖の製造工程については、下記のサイトに詳しく掲載されていますので、興味のある方はご覧ください。
お砂糖ができるまで(大日本明治製糖)

上白糖は、体や脳の疲労を回復するエネルギー元となりますが、栄養価はほとんどありません。
転化糖液を加えているため、しっとりしていて甘味が強いのが特徴で、和食の味を引き出す効果があり、和食や和菓子に向いている甘味料です。

三温糖(さんおんとう)

三温糖
三温糖(さんおんとう)は、上白糖を作る過程で残った糖液を繰り返し加熱して作ります。
褐色がかっていることから、黒砂糖のように栄養豊富だと思っている人も多いようですが、三温糖には、黒砂糖に含まれる黒い糖蜜はほとんど含まれていません。
三温糖の色は、何度も加熱するためカラメル反応を起こして、褐色になっているのです。
ですから、三温糖の栄養成分は、上白糖とほとんど変わりません。
健康を意識するなら、黒砂糖や黒蜜、ハチミツ、メープルシロップをお勧めします。

【カラメル反応とは?】

糖分を含む水分が加熱されると、糖分の構造が壊れたり結合したりして、徐々に褐色に変化します。
これを、カラメル反応と言います。
プリンのカラメルソースや、キャラメルは、カラメル反応により褐色になっています。

グラニュー糖

グラニュー糖
グラニュー糖は、上白糖と同じ工程で作られる精製糖です。
上白糖は、最終工程でショ糖に転化糖(ブドウ糖と果糖)が加えられますが、グラニュー糖は転化糖を加えないため、ショ糖の割合がほぼ100%の高純度の甘味料になります。

上白糖に比べると粒が大きくて、スティックシュガーや角砂糖などに使われています。
グラニュー糖はサラサラとして水に溶けやすく、癖がないのが特徴で、西洋料理や洋菓子に向いています。
また、カラメル反応が起きやすいため、カラメルソースを作るのに向いています。

はちみつ

はちみつ
はちみつは、蜜蜂が花の蜜を集めて、巣の中で加工したものです。
採りたての花の蜜は、糖度が40%未満ですが、蜜蜂が水分を発散させるため、はちみつの糖度は80%前後になります。

水分発散のための作業の一つとして、蜜蜂は巣の中で口器を使って蜜を膜状に引き延ばすが、この時蜜蜂の唾液に含まれる酵素(インベルターゼ、転化酵素)が蜜に混入し、その作用によって蜜の中のスクロースがグルコース(ブドウ糖)とフルクトース(果糖)に分解される。

出典:Wikipedia

はちみつには、ブドウ糖と果糖が比較的多く含まれています。
ブドウ糖や果糖は、体内でそのまま吸収されるため、素早くエネルギーに変換されます。
そのため、はちみつは、体力を持続させる働きや、素早く疲労を回復する効果があります。

はちみつには殺菌作用や抗炎症作用があり、風邪、咳や喉の痛み、口内炎などの予防、改善に効果があります。
また、はちみつには強い抗酸化作用を持つポリフェノールが含まれているため、老化抑制効果や美肌効果があると言われています。

【ローヤルゼリーとは?】

蜜蜂が花粉やはちみつを食べると、体内でそれらが分解、合成されて、乳白色のクリーム状の物質を分泌します。
これが、ローヤルゼリーと呼ばれるものです。
蜜蜂は、ローヤルゼリーを女王蜂や、女王蜂となる幼虫に与えます。
ローヤルゼリーは、はちみつに比べてタンパク質が豊富で、ビタミンやミネラルなどその他の栄養成分も多く含まれています。
そのため、女王バチは、働きバチに比べて体が大きく、寿命も長くなると言われています。

【注意点】

市販のはちみつには、ボツリヌス菌が含まれていることがあり、一歳未満の赤ちゃんの場合「乳児ボツリヌス症」を発症する可能性があり、場合によっては死に至ることもあります。
そのため、厚生労働省より、1歳未満の乳児には、はちみつを与えないようにと指導が出ています。

メープルシロップ

メープルシロップ
メープルシロップは、主にカナダやアメリカ北東部で生産されるサトウカエデの樹液、メープルウォーターから作られる甘味料です。
メープルウォーターを煮詰めただけで作られた100%天然なものだけをメープルシロップと言います。
着色料や添加物を一歳含んでいないため、乳幼児に与えても安全です。

メープルシロップの原料となる糖分を含んだ樹液、メープルウォーターを採取できるのは、雪解けの時期の2~4月のみとなります。
メープルウォーターを煮詰めてメープルシロップを作りますが、メープルシロップを作るには、約40倍のメープルウォーターが必要となります。

メープルシロップは、ミネラルやポリフェノールが豊富で、抗酸化作用があるため、老化抑制効果や美肌効果があります。
ポリフェノールは63種類以も含まれており、そのうち7種類はメープルシロップ特有の成分となります。
また、他の甘味料に比べて、カロリーやGI値が低いため、糖尿病や肥満のリスクが軽減され、健康面で優れています。

【GI値】

GI値とは、血糖値の上昇率を表したもので、ブドウ糖のGI値を100として相対的に表します。
GI値が低いほど血糖値の上昇率が遅くなり、インシュリンの分泌も抑えられるため、糖尿病のリスクが減ります。
また、GI値が低いほど、細胞の老化を促進する糖化を軽減させるため、老化を抑制する効果があります。

◆まとめ

各甘味料の特徴をまとめると、次のとおりです。
  • 健康や美容が気になる人にお勧めなのは、黒砂糖、黒蜜、ハチミツ、メープルシロップ。
  • 血糖値が気になる人にお勧めなのは、ハチミツ、メープルシロップ。
  • 和食や和菓子に向いているのは、和三盆、三温糖、上白糖。
  • 洋食や洋菓子に向いているのは、グラニュー糖。

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