【パッションフルーツ】老化が気になる人にオススメ!パッションフルーツの栄養効果と食べ方
パッションフルーツはトロピカルフルーツのひとつですが、日本の気候にも適しており、奄美大島や沖縄から関東地方まで広く栽培されています。
そのため、スーパーなどで見かける機会もあるかと思いますが、どんな栄養効果があるのかは知らない方が多いのではないでしょうか。
そこで、パッションフルーツに含まれる営養素と効果について、ご紹介します。
また、ジュースで飲んだことはあるけど、パッションフルーツの果実は食べたことがないとか、食べ方がわからないと言う方も多いようなので、パッションフルーツの食べ方についてもご紹介します。
この記事の目次
パッションフルーツの主な栄養効果
パッションフルーツはβカロテンがみかんに匹敵するほど豊富で、果物の中ではトップクラスの含有量となります。
葉酸も果物の中ではライチ、いちごに次いで豊富です。
その他にもナイアシンやビタミンB6などビタミン類が豊富で、栄養価の高い果物のひとつです。
美肌とアンチエイジング効果
パッションフルーツに豊富なβカロテンやナイアシンには皮膚や粘膜を健康に保つ効果があり、肌荒れを防ぎ、美しい肌を維持する効果があります。
皮膚の新陳代謝を高める働きもあるため、乾燥肌やニキビ肌を予防する効果もあります。
また、β-カロテンはカロテノイドの一種で強力な抗酸化作用を持ち、老化を抑制して若さを維持する効果があります。
その他のビタミン類にも抗酸化作用があるため、高いアンチエイジング効果が期待できます。
粘膜を保護し、炎症や感染症を防ぐ
βカロテンには粘膜を保護する働きがあり、体内に病原体やウイルスが侵入するのを防ぎ、風邪や喉の痛み、口内炎、歯肉炎などを予防する効果があります。
ビタミンB2にも舌炎や口内炎を予防する効果があります。
視覚を正常に保ち、目の病気を予防する。
βカロテンには視覚を正常に保ち、夜盲症や黄斑変性症などの目の病気を予防する効果があります。
また、ビタミンB2には角膜炎を予防する効果があります。
貧血を防ぐ
パッションフルーツに豊富な葉酸は、赤血球の合成を助けて貧血を予防する効果があります。
また、鉄分はヘモグロビンの成分として体内に酸素を運ぶ役割を持ち、不足すると鉄欠乏性貧血を引き起こします。
生活習慣病を予防する
βカロテンやナイアシンには、血液中のコレステロールや中性脂肪を減らす働きがあり、高血圧や動脈硬化を防ぎ、生活習慣病を予防する効果があります。
高血圧に効果のあるカリウムも比較的豊富です。
また、パッションフルーツはビタミン類が豊富なため抗酸化作用が高く、老化を抑制して様々な病気を予防する効果が期待できます。
免疫力を高め、ガンを予防する
βカロテンやその他のビタミン類には抗酸化作用があり、免疫力を高める効果があります。
活性酸素は細胞の遺伝子を傷つけてがんを引き起こす原因となります。
抗酸化作用は、活性酸素を除去してガンの原因となる遺伝子の損傷を防ぐため、がんを予防する効果が期待できます。
血行を促進する
ナイアシンには毛細血管を拡張する働きがあり、血行を促進して、冷え性や頭痛、肩凝りを予防する効果があります。
二日酔いを防ぐ効果
ナイアシンにはアルコールの分解を促進させ、頭痛や吐き気などの二日酔いを防ぐ効果があります。
パッションフルーツの食べ方
パッションフルーツを生で食べる機会は少ないかもしれません。
実際に、どうやって食べるのかわからない人も多いようです。
そこで、パッションフルーツの食べ方をご紹介します。
と言っても、パッションフルーツの食べ方は簡単です。
丸い果実を半分に切って、スプーンですくってそのまま食べます。
果肉はゼリー状で種が入っていますが、この種は飲み込んで大丈夫です。
種をパリパリと噛んで、食感を楽しむ人もいます。
パッションフルーツには、赤紫色のものと黄色のものがありますが、生食用は甘みの強い赤紫色が多いようです。
どちらも食べ方は同じで、芳醇な香りと甘味、酸味を楽しむことができます。
酸味が苦手な方は、購入後に数日常温で保存すると、追熟されて酸味が弱くなり甘味が増します。
ただし日数が経ちすぎると水分が減少してしまいますので、表面にしわが出始めたら早めに食べた方が良いでしょう。
パッションフルーツの栄養成分比較表
パッションフルーツ100gに含まれる営養素は、次の通りです。
日本人に馴染みのあるトロピカルフルーツ100gに含まれる栄養成分と比較しています。
※各栄養素の含有率が、最も高い数値の背景を赤にしています。
※トコフェロールとは、ビタミンEのことです。
成分 | アセロラ | パイナップル | パッションフルーツ | パパイヤ | ドラゴンフルーツ | マンゴー | ライチ | グァバ |
エネルギー (kcal) | 36 | 53 | 64 | 38 | 50 | 64 | 63 | 38 |
たんぱく質 (g) | 0.7 | 0.6 | 0.8 | 0.5 | 1.4 | 0.6 | 1.0 | 0.6 |
炭水化物 (g) | 9.0 | 13.7 | 16.2 | 9.5 | 11.8 | 16.9 | 16.4 | 9.9 |
水溶性食物繊維 (g) | 0.8 | 0.2 | 0 | 0.7 | 0.3 | 0.6 | 0.4 | 0.7 |
不溶性食物繊維 (g) | 1.1 | 1.0 | 0 | 1.5 | 1.6 | 0.7 | 0.5 | 4.4 |
ミネラル類 | アセロラ | パイナップル | パッションフルーツ | パパイヤ | ドラゴンフルーツ | マンゴー | ライチ | グァバ |
ナトリウム (mg) | 7 | 微量 | 5 | 6 | 微量 | 1 | 微量 | 3 |
カリウム (mg) | 130 | 150 | 280 | 210 | 350 | 170 | 170 | 240 |
カルシウム (mg) | 11 | 11 | 4 | 20 | 6 | 15 | 2 | 8 |
マグネシウム (mg) | 10 | 14 | 15 | 26 | 41 | 12 | 13 | 8 |
鉄 (mg) | 0.5 | 0.2 | 0.6 | 0.2 | 0.3 | 0.2 | 0.2 | 0.1 |
亜鉛 (mg) | 0.5 | 0.1 | 0.4 | 0.1 | 0.3 | 0.1 | 0.2 | 0.1 |
ビタミン類 | アセロラ | パイナップル | パッションフルーツ | パパイヤ | ドラゴンフルーツ | マンゴー | ライチ | グァバ |
βカロテン (μg) | 370 | 37 | 1100 | 67 | 0 | 610 | 0 | 580 |
トコフェロール (mg) | 0.7 | 微量 | 0.2 | 0.3 | 0.4 | 1.8 | 0.1 | 0.3 |
ビタミンK (μg) | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
ビタミンB1 (μg) | 0.03 | 0.09 | 0.01 | 0.02 | 0.08 | 0.04 | 0.02 | 0.03 |
ビタミンB2 (μg) | 0.04 | 0.02 | 0.09 | 0.04 | 0.06 | 0.06 | 0.06 | 0.04 |
ビタミン類 | アセロラ | パイナップル | パッションフルーツ | パパイヤ | ドラゴンフルーツ | マンゴー | ライチ | グァバ |
ナイアシン (μg) | 0.3 | 0.2 | 1.9 | 0.3 | 0.4 | 0.7 | 1.0 | 0.8 |
ビタミンB6 (mg) | 0 | 0.10 | 0.18 | 0.01 | 0.05 | 0.13 | 0.09 | 0.06 |
葉酸 (μg) | 45 | 12 | 86 | 44 | 44 | 84 | 100 | 41 |
パントテン酸 (mg) | 0.25 | 0.23 | 0.63 | 0.42 | 0.53 | 0.22 | 0 | 0.32 |
ビタミンC (mg) | 1700 | 35 | 16 | 50 | 7 | 20 | 36 | 220 |
参考:食品成分データベース
<まとめ>
パッションフルーツはβカロテン、葉酸、ナイアシンが豊富で、その他のビタミン類も比較的多く含まれているため、非常に抗酸化作用が高いと言えます。
そのため、老化抑制効果も高く、美肌効果やアンチエイジング効果、生活習慣病の予防などの高い効果が期待できます。
また、パッションフルーツはジュースで飲む機会が多く、果実の食べ方はわからない方も多いようですが、二つに切ってそのままスプーンですくって食べられます。
パッションフルーツは、非常に栄養価の高いトロピカルフルーツです。
美容効果も高いので、肌の衰えが気になる方にもお勧めです。