日本酒の美肌効果とは?自宅で簡単にできる日本酒の化粧水の作り方
日本酒は美白、保湿、アンチエイジング効果が高く、実は海外セレブにも大人気なんです。
飲んで良し、肌につけて良し、お風呂に入れても良し!
日本酒の魅力をたっぷりとご紹介します。
日本酒の魅力とは?
日本酒とは、米を発酵させてつくる醸造酒ですが、よく酒蔵で働く人の手は白くて美しいと言われますね。
それは、米麹(こめこうじ)、米糠(こめぬか)、酒粕(さけかす)に、美肌成分がたっぷり含まれているからです。
日本酒の原料となる麹には美白効果があり、シミやそばかすを薄くして透明な白い肌を作ると言われます。
製造工程でできる米糠や酒粕は営養素が豊富で、ビタミンやミネラルを多く含み、アンチエイジング効果や美肌効果があります。
また、米糠や酒粕は、たくさんのアミノ酸を含んでおり、保湿効果が非常に高く、しっとりした透明感のある美肌をもたらしてくれます。
海外セレブの間でも、日本酒は健康と美容に効くヘルシーなお酒として人気があり、白ワインやシャンパンの代わりに日本酒を飲む人も増えているそうです。
そんな世界でも注目を浴びている日本酒の魅力をたっぷりとご紹介します。
日本酒の美白効果
日本酒は、肌を白くする効果があると言われます。
それは、日本酒の原料の米麹に含まれるコウジ酸に秘密があります。
日本酒の製造過程では、麹を発酵させるときにコウジ酸が生成されます。
コウジ酸は、チロシナーゼの働きを抑え、シミやソバカスができるのを防ぐ働きがあります。
また、色素沈着を回復する効果があると言われ、すでにできてしまったシミやソバカスを薄くする効果も期待できます。
チロシナーゼを抑制してシミができにくくする
肌が紫外線から刺激を受けると、皮膚の表面で活性酸素が発生します。
すると、表皮の奥にある メラノサイト へ情報伝達物質が送られ、酵素チロシナーゼが活性化します。
チロシナーゼが活性化すると、黒色メラニンが生成されます。
メラニンが過剰に生成されると、メラニンが体外に排出しきれなくなり、色素沈着を起こして、シミへと変化してしまいます。
つまり、チロシナーゼの作用を抑えることができれば、黒色メラニンの生成も抑制され、その結果シミができにくくなるのです。
コウジ酸には、このチロシナーゼを抑制する働きがあるのです。
また、日本酒に含まれるフェルラ酸は、肌の色素沈着を防ぎ、透明感のある白い美肌を作る効果があります。
糖化を防いで白い肌を保つ
コウジ酸はシミだけでなく、糖化にも効果があると言われています。
糖質と体内のたんぱく質や脂質が結びついて、AGEs(エイジス)と言う褐色の物質を生成します。
AGEsが蓄積すると、肌が黄色っぽくなり、くすんだ色になってしまいます
これを肌の糖化と言います。
コウジ酸には抗糖化作用があり、この黄ぐすみの元であるAGEsの生成を抑える働きがあるのです。
そのため、白くて美しい肌を保つことができると考えられます。
血流を良くしてシミを薄くする
日本酒には、血管を広げるアセトアルデヒドと、血管の収縮を妨害するアデノシンという成分が、他のアルコールに比べて多く入っています。
そのため、日本酒を摂取すると、体の血管を広げ、血流をアップします。
血行が良くなると、皮膚の血液循環も良くなり、血液中の栄養分が十分行きわたるようになります。
その結果、肌の隅々まで血流やリンパの流れが行き届き、肌のくすみをなくし、健康的でしっとりした肌を保ってくれます。
また、肌のタ―ンオーバーが促進され、シミができにくくなるだけでなく、すでにできてしまったシミを薄くする効果も期待できます。
日本酒の保湿効果
コラーゲンの材料となる豊富なアミノ酸
アミノ酸は体を構成する物質の20%を占めると言われ、人間の皮膚もアミノ酸が大部分を占めています。
皮膚は、網目のように張り巡らされたコラーゲンの層によって水分と油分が保たれたものです。
アミノ酸は、コラーゲンの材料となり、肌に潤いを与えます。
このアミノ酸が、日本酒にはワインの10倍以上含まれています。
そのため、高い保湿効果が期待できます。
セラミドがバリア機能を助ける
セラミドは、肌や髪の潤いに欠かせない働きをします。
肌は乾燥を防ぎ、外気から肌を守るバリア機能を持っています。
このバリア機能を助ける働きをするのがセラミドです。
セラミドが肌にあることで水分をたっぷりと含んだみずみずしい肌を保つことができるのです。
ただし、加齢や環境などの理由で、セラミドの量は減ってきます。
すると肌に潤いがなくなり、乾燥したり、肌荒れを起こしたりします。
セラミドを摂取することで、肌に潤いを与え、若々しい美肌を保つことができるようになります。
豊富なビタミンやミネラルが肌に潤いをもたらす
また、豊富な営養素は肌を健康に保ち、肌の潤いを保ちます。
日本酒の米糠は、ビタミンB群を豊富に含んでおり、美肌に欠かせないビタミンEも含んでいます。
豊富なビタミンやミネラルは肌のターンオーバーを促進し、健康的で潤いのある肌を再生して、透明感のあるしっとりした美肌を作ります。
日本酒のアンチエイジング効果
日本酒には、アンチエイジング、つまり肌の老化を防ぐ効果があり、いつまでも若々しく健康的な美肌を保つことができます。
コウジ酸が肌の老化を防ぐ
コウジ酸には、シミやシワ、たるみを引き起こす活性酸素を抑えて、細胞の老化を防ぐ働きがあります。
育毛効果も確認されており、髪が乾燥したりやせ細るのを防ぐ効果も期待できます。
また、コウジ酸には抗糖化作用もあります。
糖化が進むと、肌が黄色くくすんだり、シワやたるみが増えるなど、肌の老化を促進させてしまいます。
コウジ酸は、糖化を防ぐことで、これらの肌の老化を食い止め、若々しい美肌を保つ効果があります。
アミノ酸がコラーゲンの生成を活性化させる
アミノ酸は、コラーゲンの材料となるだけでなく、コラーゲンの生成を活発化する働きもあります。
そのため、再生力が衰えて老化した皮膚を若返らせる働きがあり、若々しい美肌を再生してくれます。
また、紫外線を浴びすぎて暴走したメラノサイト を抑制する働きがあり、メラニンの過剰生成を抑えてシミを防ぐ効果もあります。
活性酸素を除去する働きもあると言われ、肌の老化を防ぐ効果も期待できます。
フェルラ酸が若々しい美肌を保つ
ポリフェノールの一種であるフェルラ酸には強力な抗酸化作用があり、シワやたるみを防ぎ、くすみなどの色素沈着を抑制して肌の老化を防ぎ、健康的で若々しい肌を保ちます。
また、フェルラ酸には、シミの原因となるメラニンの生成を抑える働きがあります。
紫外線が皮膚に吸収されるのを防ぐ作用もあり、紫外線カットの化粧品の原料にも用いられるほど、その効果は広く認められており、美肌効果が期待できます。
日本酒を使った化粧水の作り方
昔から酒蔵所で働く人の手や肌は美しいと言われ、昔の女性は化粧水代わりに日本酒を肌につけていたとも言われています。
日本酒を化粧水として使用すると、日本酒に含まれる豊富な栄養素のおかげで、しっとりした透明感のある美肌を得ることができます。
そんな魅力的な日本酒の化粧水は、自宅で簡単に作れます。
密封容器に入れて冷蔵庫で保存し、2週間以内に使い切ることをお勧めします。
では、作り方をご紹介します。
日本酒の化粧水
日本酒に同量の精製水を加えて、軽く混ぜれば完成です。
アルコールの刺激が気になる場合は、精製水の量を増やしてください。
グリセリンをプラスすると、しっとり感が増します。
梅干し入り化粧水
- 梅干し2個を水に一晩つけて塩分を抜きます。
- この梅干しに日本酒200mlを注いで完成です。
ときどき(1日数回程度)容器を振って、数日冷蔵庫で寝かせると、肌になじみやすくなります。
日本酒の美白効果に加え、梅干しの殺菌作用でニキビケアの効果もあります。
緑茶入り化粧水
- 鍋に日本酒200mlと緑茶の茶葉を大さじ2~3杯入れて、弱火で沸騰しないように2~3分温めます。
- 冷めたら、グリセリンを大さじ1杯ほど加えて軽く軽く混ぜれば完成です。
温めることで、アルコール分が飛んでマイルドになります。
茶葉が気になる場合は、茶こし等でこしてください。
緑茶にはアンチエイジング効果もあるので、美白効果に加えて美肌効果も期待できます。
レモン入り化粧水
- 日本酒200mlに、皮をむいたレモン1個をそのまま漬け込みます。
- 容器に密封して、冷蔵庫で3か月寝かせたら完成です。
レモンの白い皮には栄養が豊富に含まれていますので、肌荒れなどの様々な肌トラブルを改善する効果があります。
日本酒を使ったお風呂
日本酒は、美白、保湿、アンチエイジング効果があるだけでなく、血行を良くする働きもあります。
保温効果も優れているため、お風呂に入れると、体の芯まで温まって湯冷めしにくくなります。
日本酒を使ったお風呂の入り方は、浴槽にお湯を張って、入浴時に日本酒200mlを入れれば完成です。
これで体が温まり、保湿効果で全身しっとりします。
藤原紀香さんも実践しているそうです。
是非、試してみてくださいね!!
<まとめ>
私たち日本人の主食であるお米には、コウジ酸、アミノ酸、セラミドなどの美肌に欠かせない成分がたっぷり含まれています。
そして、そのお米から作られる日本酒の美容効果は世界でも認められています。
最近は、お米のエキスを使った化粧品も海外で評判になっています。
ぜひ、こちらもチェックしてみてください。
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