【りんご】1/3個で病気知らずの色白美人に!100種類以上のポリフェノール効果!
りんごは様々な栄養効果があることから、昔から「りんごが赤くなると、医者が青くなる」と言われています。
実際りんごには100種類以上のポリフェノールが含まれており、老化抑制効果や美白効果が高いのです。
りんごは日常的によく食べられている果物のひとつで、健康に良いと言うことは一般的に知られていますが、具体的にどんな栄養効果があるのか、意外と知られていないことも多いようです。
そこで、りんごに含まれる栄養成分と、その栄養効果についてご紹介します。
この記事の目次
100種類以上のポリフェノールが若さと健康を維持
りんごには、100種類以上のポリフェノールが含まれており、これらをひっくるめてリンゴポリフェノールと言います。
ポリフェノールには抗酸化作用があり、老化を抑制し、肌を若々しく保つ効果があります。
また、動脈硬化や心臓病、脳卒中、ガンなどを予防する効果が認められています。
※抗酸化作用とは?
人の体内では常に活性酸素が発生していますが増え過ぎると細胞を酸化させ、老化が進んだり病気になったりします。
これを防ぐのが抗酸化物質で、その作用を抗酸化作用と言います。
リンゴポリフェノールには抗酸化作用の他にも、虫歯予防、口臭予防、抗アレルギー、脂肪吸収の抑制、
また、美容面では肌を若々しく保つ働きや、メラニン色素の生成を抑制してシミを予防、改善する効果があります。
リンゴポリフェノールは、りんごの皮や皮近くの果肉に多く含まれているため、りんごは皮ごと食べた方が栄養効果が高くなります。
エピカテキン
エピカテキンはリンゴポリフェノールのひとつで、お茶などに含まれるカテキンの仲間です。
抗酸化作用が強く、様々な病気や体調不良を引き起こす活性酸素の発生を抑えて、細胞の老化を防ぐ効果があります。
ケルセチン
ケルセチンもリンゴポリフェノールのフラボノイドの一種で、黄色の色素成分です。
ケルセチンは、コレステロール値を低下させたり、脂肪の代謝を高めて脂肪燃焼を促進させ、脂肪の吸収を抑制する作用があるため、体脂肪を減らす効果が期待できます。
また、アレルギー反応の原因となるヒスタミンが生成されるのを抑制する働きがあり、アレルギーや花粉症などの症状を軽減します。
また、血流を良くしてむくみや冷えを改善したり、関節痛を緩和する効果などがあります。
アップルフェノン
アップルフェノンもりんごに含まれるポリフェノールの一種です。
アップルフェノンには、口臭や虫歯を予防する作用、抗酸化作用、コレステロール値を正常化する作用がありま
また、メラニンの生成を抑制する作用により美白効果があり、アトピー性皮膚炎にも有効と言われています。
アップルフェノンは熟したりんごより、未熟なりんごの方が数倍から10倍近く多く含まれているのが特徴です。
アップルペクチン
ペクチンは水溶性食物繊維の一種で、リンゴのペクチンをアップルペクチンと言います。
ペクチンには腸内の善玉菌(乳酸菌)を増やして、腸内の毒素を排出する作用があり便秘解消に効果があります。
更に、水っぽい便を固める作用もあるため、下痢の改善にも効果があります。
りんご酸、クエン酸
りんごの爽やかな酸味は、りんごに含まれるりんご酸やクエン酸によるものです。
クエン酸は、りんごの他に主に柑橘類に多く含まれる酸味成分です。
体内のクエン酸が不足すると、疲労の元となる乳酸やピルビン酸などが増殖して疲れやすくなります。
りんご酸やクエン酸を摂取すると、疲労を回復する効果があります。
りんごの栄養成分比較表
りんご100gに含まれる営養素は、次の通りです。
※100gは、バナナ1本、りんご1/3個、柿2/3個、巨峰10粒(デラウェア1房)、梨1/3個、キウイ1.5個、みかん1個です。
※「-]は、ゼロか、ほぼゼロを表します。
※各栄養素の含有率が、最も高い数値の背景を赤にしています。
成分 | バナナ | りんご | 柿 | ぶどう | 梨 | キウイ | みかん |
エネルギー (kcal) | 86 | 61 | 60 | 59 | 43 | 53 | 46 |
たんぱく質 (g) | 1.1 | 0.2 | 0.4 | 0.4 | 0.3 | 1.0 | 0.7 |
でんぷん (g) | 3.1 | 0.1 | – | – | – | 0.6 | 0 |
ぶどう糖 (g) | 2.6 | 1.4 | 4.8 | 7.3 | 1.4 | 3.7 | 1.7 |
果糖 (g) | 2.4 | 6.3 | 4.5 | 7.1 | 3.8 | 4.0 | 1.9 |
しょ糖 (g) | 10.5 | 5.0 | 3.8 | – | 2.9 | 1.4 | 5.3 |
水溶性食物繊維 (g) | 0.1 | 0.5 | 0.2 | 0.2 | 0.2 | 0.7 | 0.5 |
不溶性食物繊維 (g) | 1.0 | 1.4 | 1.4 | 0.3 | 0.7 | 1.8 | 0.5 |
ミネラル類 | バナナ | りんご | 柿 | ぶどう | 梨 | キウイ | みかん |
カリウム (mg) | 360 | 120 | 170 | 130 | 140 | 290 | 150 |
カルシウム (mg) | 6 | 4 | 9 | 6 | 2 | 33 | 21 |
マグネシウム (mg) | 32 | 5 | 6 | 6 | 5 | 13 | 11 |
鉄 (mg) | 0.3 | 0.1 | 0.2 | 0.1 | – | 0.3 | 0.2 |
亜鉛 (mg) | 0.2 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.1 |
ビタミン類 | バナナ | りんご | 柿 | ぶどう | 梨 | キウイ | みかん |
αカロテン (μg) | 28 | – | 17 | – | – | – | – |
βカロテン (μg) | 42 | 22 | 160 | 21 | – | 66 | 180 |
βクリプトキサンチン (μg) | – | 10 | 500 | – | – | – | 1700 |
トコフェロール (mg) | 0.5 | 0.4 | 0.1 | 0.3 | 0.1 | 1.3 | 0.4 |
ビタミンB1 (μg) | 0.05 | 0.02 | 0.03 | 0.04 | 0.02 | 0.01 | 0.10 |
ビタミンB2 (μg) | 0.04 | 0.01 | 0.02 | 0.01 | – | 0.02 | 0.03 |
ナイアシン (mg) | 0.7 | 0.1 | 0.3 | 0.1 | 0.2 | 0.3 | 0.3 |
ビタミンB6 (mg) | 0.38 | 0.04 | 0.06 | 0.04 | 0.02 | 0.12 | 0.06 |
葉酸 (μg) | 26 | 3 | 18 | 4 | 6 | 36 | 22 |
パントテン酸 (mg) | 0.44 | 0.05 | 0.28 | 0.10 | 0.14 | 0.29 | 0.23 |
ビタミンC (mg) | 16 | 6 | 70 | 2 | 3 | 69 | 32 |
参考:食品成分データベース
<まとめ>
りんごはことわざどおり、多くの効能がありますね。
りんごの主な効能をまとめると、次の通りです。
- 老化抑制
- シミの予防、改善
- 美白効果
- 生活習慣病の予防
- 整腸作用(便秘、下痢の改善)
- むくみや冷えの改善
- ダイエット
- 疲労回復
- 口臭、虫歯予防
- アレルギーや花粉症の緩和
以上のような効果から、病気知らずの色白美人を目指すなら、りんごはお勧めの果物です。
りんごの効果を得るには、できるだけ毎日いただくことです。
一日一個も食べなくても、1/3~1/4個くらいで十分です。
食後のデザートやおやつなどに、りんごを加えてみてはいかがでしょうか。
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